「ターンテーブル」の外観イメージ図

「ターンテーブル」の外観イメージ図

 30日に開かれた徳島県議会11月定例会本会議で飯泉嘉門知事は、東京都渋谷区で整備している情報発信・交流拠点「ターンテーブル」を2018年2月4日にグランドオープン(全面開業)させると発表した。

 物産の販売機能とレストラン、宿泊機能を併せ持ち、完成後は、運営業者に施設を貸し付ける。民間に運営を任せる方式に対し、岡本富治氏(自民)が「徳島の食の魅力と価値を伝えるという施設の目的がきちんと果たせるのか」とただした。

 これに対し、知事は施設貸し付けの条件に▽料理のメニュー全てに県産食材を使用する▽徳島のPRにつながるイベントを月1回以上企画する―ことを盛り込み、県と運営業者が連携していく方針を説明した。

 ターンテーブルは、渋谷駅から徒歩12分の同区神泉町内の5階建て東急電鉄のビルを活用。1階には県産食材を販売するマルシェに加え、1、2階にはカフェとレストランを開設する。2~5階は宿泊施設とし、2段ベッドを並べたドミトリー形式と個室の計64床を設ける。施設整備費は約2億3千万円。