河村さんが撮影した「火球」(上から下へ)=29日午前1時35分ごろ、藍住町の県道

 29日未明、徳島県や近畿、中部地方などで光を放つ物体が落下する様子を見たとの投稿が、会員制交流サイト(SNS)に相次いだ。専門家は、流れ星の一種の「火球」で、最大で満月級の明るさがあったとみている。

 四国大文学部2年の河村菜々恵さん(19)は、同日午前1時35分ごろ、藍住町の県道を運転中に火球を目撃。南の空から白い光の筋が地表に向かって伸びた後、強い光を放ち空全体が一瞬明るく照らされた様子を、ドライブレコーダーが捉えていた。

 河村さんは「突然のことで驚いた。昼間になったかと思うような明るさだった」と振り返った。

 明石市立天文科学館(兵庫県)の井上毅館長は「一般的に金星より明るい流れ星を火球というが、ここまで明るいものは珍しい。最後の強い光は満月級の明るさだったとみられる」と話した。