上空に出現した「穴あき雲」=30日午前7時50分ごろ、徳島県藍住町内で撮影(江戸田邦夫さん提供)

 30日朝、徳島県内で「穴あき雲」と呼ばれる雲が確認され、藍住町の江戸田邦夫さん(75)が写真に収めた。この日は高松市や静岡県でも目撃されており、気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)は「珍しい現象」としている。

 同社によると、穴あき雲は、薄い層状に広がった巻積(けんせき)雲(うろこ雲)や高積雲(ひつじ雲)に円形の隙間ができた雲。上空の高い場所にあるうろこ雲などには、氷点下でも凍っていない過冷却状態の水分が含まれる。一部が凍結し始めると周りの水分がその氷に付着し、重みで抜け落ちた結果、穴の空いた雲ができるという。

 江戸田さんは午前7時50分ごろ、自宅から町シルバー人材センター(同町矢上)に向かう途中で大きな穴が空いた雲を見つけ、カメラで撮影した。「見たこともない雲で驚いた。迫力があった」と話した。