就寝中の女子大生を包丁で脅して性交しようとした際にけがを負わせたとして、強制性交致傷や住居侵入などの罪に問われた元徳島大工学部生の被告(26)=兵庫県姫路市=の裁判員裁判の判決公判が30日、徳島地裁であり、藤原美弥子裁判長は懲役7年、包丁1本没収(求刑同8年、包丁1本没収)を言い渡した。

 判決理由で藤原裁判長は、いったん自宅に戻って包丁や目出し帽、拘束ベルトなどを用意した点について「強固な犯意に基づく計画的な犯行」と指摘。包丁を持ったまま押さえつけようとするなどした犯行態様を「一歩間違えば大けがをしかねなかった」と非難した。

 けがをさせるつもりはなかったとする弁護側の主張は「包丁を持った状態で押さえつければ、けがをする可能性があることは分かるはずだ」として退けた。

 判決によると、3月17日未明から早朝にかけ、女子大生宅にベランダの窓から侵入。自ら持ち込んだ包丁(刃渡り約13センチ)で脅迫して性交しようとし、女子大生の腕などに1週間のけがを負わせるなどした。