森永社長(左から2人目)にパネルを手渡す阿波釣法振興会の高橋事務局長=徳島市東沖洲2の「徳島新鮮なっとく市」

 全国規模の釣り大会で優勝経験がある県人でつくる「阿波釣法振興会」は徳島の釣りの文化や歴史を紹介するパネル(A2判)を作り、徳島市東沖洲2の交流拠点施設「徳島新鮮なっとく市」に寄贈した。県内外の行楽客が訪れる施設の釣り堀に展示してもらう。

 パネルは「釣り王国徳島」「阿波釣法」「磯釣り発祥の地徳島」の3枚。太平洋、瀬戸内海、吉野川などの恵まれた自然環境や磯釣り名人を多数輩出する原動力となった徳島流の釣り技術、「ガン玉」、「円すいウキ」といった本県発祥の釣具を紹介している。製作費は8万円。

 施設で贈呈式があり、振興会の高橋康生事務局長(87)=同市南内町2=が、施設を運営する弁当製造販売会社さわ(徳島市)の森永良二社長(54)にパネルを手渡した。高橋事務局長は「全国に誇れる徳島の釣り文化を多くの人に知ってもらいたい」と話した。