役職員に威圧的な言動や過度な叱責など不適切な行為があったとして、今年6月に解任された北海道大の名和豊春前学長が解任処分は不当として、取り消しなどを求めて国と北大を札幌地裁に提訴することが2日、分かった。代理人弁護士が同日、札幌市内で記者会見し明らかにした。国公立大学の学長解任の取り消しを求める訴訟は初めてという。

 2019年に北大から解任の申し出を受けた文部科学省はことし6月、名和氏の威圧的な言動を認めて解任した。弁護団は、大学側が設けた調査委員会が名和氏に事情聴取をしておらず、処分の手続きが適正でなかったと主張。解任が違法として損害賠償も求めるという。