閣議で話をするロウハニ大統領=2日、イラン・テヘラン(イラン大統領府提供、AP=共同)

 【テヘラン共同】イランで2日、核開発の大幅な拡大を政府に義務付ける法が成立した。国営テレビが報じた。イラン核合意の制限破りを加速する内容で、穏健派ロウハニ政権は強く反対していたが、11月の核科学者暗殺事件を受け国会の保守強硬派が押し切った。来年1月の米国の政権交代を機に、米国の合意復帰と制裁解除を期待するロウハニ政権は難しい対応を迫られる。

 バイデン次期米大統領は核合意復帰の条件として、イランの合意順守を挙げる。「反イラン」のイスラエルなどは米イランの関係改善を警戒するが、イランが実際に合意破りを進めれば米国の復帰は困難になる。