国内最大級の食事宅配サービス・出前館(東京)は4日から徳島市で、人手不足などで配達ができない飲食店の宅配を担う「シェアリングデリバリー」を始める。県内初展開で、32都道府県目。運送業の四国軽貨物(徳島市)がパートナーとして宅配を代行する。

 客が出前館のサイトやアプリで注文すると、飲食店とパートナー企業に同時に伝わり、パートナー企業の配達員が店で商品を受け取って届ける。配送料は店舗で異なる。県内では、これまで自社で配達していた店舗を含め、徳島市内を中心に中華や洋食など約30店が加盟している。

 四国軽貨物は県内で配送用のバイク、車計13台と配達員らスタッフ13人を確保した。配達地域は徳島市中心部で、県内全域に広げていく方針という。

 四国軽貨物は四国4県で軽貨物運送事業を展開している。宅配事業の柱として今年7月、出前館と提携し松山市で代行を開始。今月から高松、高知両市でも行う。百武兼信(ひゃくたけかねのぶ)社長は「新型コロナウイルス禍で飲食業が厳しい中、新しい食事のスタイルを提供し地域に貢献したい」と話している。

 出前館によると、11月末時点で全国4万5千店舗が加盟している。加盟には初期登録費用2万円(今月末まで無料)とサービス利用料(売り上げの10%)、配達代行費用(同30%、今月末まで23%)が必要。