「J1昇格へあと一勝」のボードに付け替える職員(左側2人)とメッセージを書く来館者=美馬市脇町の市立図書館

 サッカーJ2の徳島ヴォルティスが2日の北九州戦に勝ってJ1昇格に王手をかけたのを受け、徳島県内では最短となる6日の水戸戦での昇格を期待する声が高まっている。新型コロナウイルス関連の暗いニュースを吹き飛ばす選手の活躍に、サポーターは「クラブ史上初となるJ2優勝も成し遂げてほしい」とダブル快挙を願う。

 ヴォルティスの練習場「徳島スポーツビレッジ」のある板野町では、選手やスタッフが訪れるうどん店・丸池製麺所の店主山本将弘さん(42)が「昇格争いで選手は張り詰めた日々を送っていると思う。もう一踏ん張りしてほしい」とエールを送る。壁一面に選手のサインが100枚近く並ぶうどん店・花岡製麺を切り盛りする花岡佐知子さん(50)は「いつも笑顔でうどんを食べてくれる選手らの夢がかなってほしい」と言う。

 J1昇格に向けた応援コーナーを設置している美馬市立図書館は3日、職員が「J1昇格目前」のボードを「J1昇格へあと一勝!」と付け替えた。母親と一緒に訪れた5歳児は「頑張ってJ1に上がってほしい」とメッセージを貼り付けた。

 選手の推薦本を並べたコーナーを設けている吉野川市の鴨島図書館のスタッフ横山正幸さん(37)は「技術や戦術に加え精神面の強さもある。最後に喜ぶ選手の姿を見たい」。

 アウェー戦に向かうサポーターや選手の荷物に、手書きのメッセージカードを付けて応援を続けている日本航空(JAL)の徳島空港所旅客グループも昇格を待ち望む。スタッフの中心となって活動する藤川秀材マネジャー(45)は「チーム一丸となって、J1昇格とJ2優勝という新しい歴史を刻んでもらいたい」と話した。

 徳島市は2日から、市役所正面玄関に「めざせ!J1 最後まで共に戦おう!」などと書かれた2種類の横断幕と、残りの試合日程の掲示を始めた。験担ぎとして、対戦クラブにちなんだ食品を食べてもらう企画を実施中のスーパー大手・キョーエイ(同市)は、水戸戦前日の5日限定で亀印製菓(水戸市)の和菓子「水戸の梅」を1個税別130円で販売する。