勝浦町横瀬地区の勝浦中央商店街に巨大なサンタクロースが登場した。にっこりと両手でピースサインを出し、愛嬌(あいきょう)たっぷり。クリスマス当日の25日まで、笑顔を振りまく。
町の中心地だった商店街に人を呼び込もうと、近くに住む50~80代の女性16人が企画した。
サンタは高さ5メートル、幅1・5メートル。町の一大イベント「ビッグひな祭り」で余った飾り布などを縫い合わせ、自動車販売店の立体案内板にかぶせた。ひげには白いロープを使った。
高さ1・5メートルほどのミニサンタ7体も店先で出迎え、通行人は写真を撮るなどしている。夜間はライトアップも楽しめる。
2月に商店街に巨大なおひなさまを飾った桂木みち江さん(67)が発案。手芸が得意な蔀(しとみ)昭子さん(88)が中心となり、約1カ月かけて完成させた。商店主らも協力し、サンタの周囲に飾りを取り付けた。
蔀さんは「商店街がにぎやかになった。見た人を笑顔にするのがプレゼント」とほほ笑んだ。