「鬼滅の刃」の最終巻を買い求める客=松茂町の附家書店松茂店

 社会現象を巻き起こした吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さん作の人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の最終巻となる23巻が4日、発売日を迎えた。県内の書店には客がひっきりなしに訪れ、人気の過熱ぶりがあらためて浮き彫りになった。

 附家書店松茂店(松茂町)では、レジ前に特設棚を設け、最新刊と同時発売した「鬼滅の刃外伝」を陳列。店員が手書きした竃門炭治郎のイラストと「ついに最終巻」の文字でムードを盛り上げた。約100冊の予約注文があり、店頭で買い求める客も絶えなかった。

 アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の公開をきっかけに作品にはまったという三原優生妃(ゆうき)さん(23)=徳島市八万町内浜、会社員=は「キャラクターやセリフはもちろん、『絶望しても生きていくんだ』という強いメッセージ性が魅力。完結はつらいが、いい結末だった」と話した。

 版元の集英社によると、23巻は初版395万部を発行し、1巻からの累計発行部数(電子版を含む)が1億2千万部を突破した。

 漫画誌「週刊少年ジャンプ」での連載は5月に完結。23巻には、吾峠さんが描いた未公開シーン14ページ分などが収録された。吾峠さんは最終巻で、読者に感謝の言葉を寄せた。