徳島市が私立認定こども園・保育園の施設整備補助事業を見直した影響で、予定していた認定こども園の建設を中止せざるを得なくなったとして、社会福祉法人「ハート福祉会」(徳島市)が市を相手取り、約1188万円の損害賠償を求める訴訟を徳島地裁に起こした。提訴は11月20日付。

 原告代理人の弁護士によると、ハート福祉会は市の呼び掛けに応じて認定こども園の新設を計画。2021年春の開園に向けて市と連携して準備を進めていたが今年5月、市が突然、一方的に事業を見直したため建設できなくなった。設計費やボーリング調査費などの損害に対し、市から補償が全く行われていないと訴えている。

 市子ども企画課は「訴状を確認した上で、弁護士と相談して適切に対処する」としている。

 この補助事業では8カ所の施設が整備される予定だった。事業が見直されたため、ハート福祉会を含めた7カ所の整備が白紙となった。