地域での起業や人材育成を支援する「まちしごとファクトリー」(徳島新聞社など主催)の実践塾が12日、オンラインで開かれた。学生や社会人70人が、徳島ゆかりの経営者らから起業の心構えを学んだ。

 認定NPO法人グリーンバレー(神山町)の大南信也理事が、若者や移住者を呼び込んで働く場としての価値を高める「創造的過疎」という考えに基づく同町のまちづくり事例を紹介した。芸術家を招く「アーティスト・イン・レジデンス」や、商店街に起業家を誘致する独自の取り組みを経て、新たな人の流れが生まれた経緯を説明。「関係人口が増えることで新たな変化や可能性が生まれ、スモールビジネスの創出や地域内の経済循環につながっている」と話した。

 三好市三野町で「カフェ&カルチャー クレヨン」を運営する藤田梢代表は、起業のきっかけや、自身が携わる地域活性化の取り組みを発表。「行動と思いを発信し続けることが成功につながる」と訴えた。起業を目指す受講生によるプレゼンテーションもあり、地域の暮らしを楽しめるパン工房兼ゲストハウスの開業といった事業計画を披露した。