2015年12月の神山町議選(定数10)で無投票当選した町議5人が、立候補予定者に出馬断念を働き掛け、選挙後に現金計50万円を渡した疑惑が発覚したことを受け、同町議会は12月定例会最終日の15日に予定していた正副議長選を延期するなど、混乱した。町議会はこの問題への対応や正副議長選を話し合うため、22日に全員協議会、27日に臨時会を開く方向で調整している。

 町議会は15日、議案審議の終了後、全員協議会を開催。申し合わせ任期(2年)満了に伴う正副議長改選の実施について話し合ったが、出席議員からの「疑惑への対応に時間が必要」との声を受け、樫本雄一議長が延期を提案して了承された。

 15年の町議選で、立候補を見送った男性に現金を渡した疑惑が持たれている5人からの聞き取りについては「(15日付徳島新聞朝刊の)報道で各自、身に覚えがないと否定している」として行わなかった。5人は徳島新聞の取材に「身の潔白を証明していく」「ノーコメント」などと話した。

 樫本議長は議会終了後、報道陣の取材に対して「不名誉な話。新聞や警察に究明を任せたい」などと発言。報道陣から「まずは議会自ら究明するべきでは」と指摘されると「臨時会できちんとしたい」と修正した。

 一方、複数の町議は取材に対し「疑惑を完全に晴らすのが何より先で、議長選ありきの拙速な臨時会開催はあり得ない」と話した。