勉強会でセクハラの問題点について講演する河野代表=徳島市シビックセンター

 前財務事務次官のセクハラ問題を受け、徳島県内の女性団体でつくる「女たちの怒りのレッドアクション実行委員会」は13日、徳島市シビックセンターで勉強会を開き、女性15人がセクハラ問題への理解を深めた。

 ウィメンズカウンセリング徳島の河野和代代表が講演し「セクハラは被害者に恐怖や不安をもたらす重大な人権侵害」と指摘。「前事務次官を擁護する麻生太郎財務相の発言は、さらに被害者を傷つけている」とした上で「改正男女雇用機会均等法でセクハラ対策は事業主の義務と定めているのに、国の機関のトップが分かっていない」と批判した。

 参加者同士が意見交換した後、徳島駅前で街宣活動し「セクハラ社会を変えよう」などと訴えた。