感染者が療養する個室。ワイファイなどが完備されている=牟岐町の旧海部病院

 徳島県は23日、新型コロナウイルスの軽症・無症状者療養施設として24日に一部運用を始める旧海部病院(牟岐町)の内部を、報道陣や地域住民に公開した。

 運用を開始するのは、受付業務などを行う1階と、個室30室を備える4階の2フロア。30室のうち19室を患者用、11室は看護師や県職員らスタッフ用とし、廊下に扉を設置して両スペースを完全に仕切る。扉には電子錠が付いており、感染者がスタッフ側に出入りできないようにしている。収容者が増えれば、30室全てを患者用とする。

 各室には風呂とトイレがあり、無線LANサービス「Wi―Fi(ワイファイ)」も完備。タブレット端末を置き、スタッフルームに待機している看護師が、テレビ電話を通じて顔色や症状をチェックする。看護師は1、2人が常駐し、医師も緊急時に駆け付けられる体制を取る。

 南海トラフ巨大地震の発生時は2階までの浸水が想定されるため、屋上などに自家発電設備や非常用水栓を設置した。

 県が確保した軽症・無症状者療養施設は、「東横イン徳島駅眉山口」(徳島市)の150室と合わせ計180室となった。県は旧海部病院の第2期工事として3階部分にさらに30室を整備しており、本年度中にも完成させる予定。