地域おこし協力隊を紹介するユーチューブ動画

 徳島県西部2市2町の官民でつくる「にし阿波・地域連携ビジネス創出支援事業運営協議会」が、移住してきた地域おこし協力隊員ら4人を紹介する動画を作った。地域の魅力を広く発信するのが目的。投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。

 動画は4本。美馬市の好川一明さん(51)、つるぎ町の榮高志さん(36)、東みよし町の小島猛稔さん(32)の協力隊員3人と、三好市の元隊員でイラストレーターの肴倉由佳さん(37)を取り上げた。

 オランダ出身で美馬市国際交流員を務めるパイク・ヴァン・ゾンさん(31)らがインタビュー。協力隊に応募した理由や活動内容、地域活性化への思いなどを約10~15分に編集し、英語の字幕も付けている。

 世界農業遺産に認定された急傾斜地農法を続ける農家宅でインタビューを受けた榮さんは「地方には都会の煩わしさがない。都会に出た若者は、生まれ育った町に戻ってきてほしい」と語っている。

 協議会は、日本語が堪能でユニークなキャラクターのゾンさんの動画に着目。先輩移住者の声を広く発信しようと企画し、ゾンさんらが市内の観光地や伝統文化などを紹介している動画「Manma Mima(マンマミマ) TV」の特別編として制作された。

 事務局は「協力隊の活動や起業、サテライトオフィス進出を考えている人に見てほしい」と話している。