知人男性にうその不動産投資話を持ち掛けて現金900万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた徳島市の不動産会社「RK」代表取締役の男(42)=東京都世田谷区、本籍・徳島市=の論告求刑公判が25日、徳島地裁であり、検察側は懲役1年6月を求刑した。

 検察側は論告で、虚偽の契約書を用意するなどして被害者を信用させた点を「巧妙で悪質」と指摘。さらに「信用していた被害者を平然と裏切っており、再び金銭に窮すれば再犯の恐れも懸念される。刑事施設で徹底した矯正教育が必要」と述べ、実刑を求めた。

 弁護側は最終弁論で「反省している」などとして寛大な判決を求めた。

 男は、2018年11月ごろに一時行方をくらまし、翌12月に自身とRKの破産手続きを始めた。20年1月に別の男性から1500万円をだまし取った詐欺の疑いで兵庫県警に逮捕され、同年9月に神戸地裁洲本支部で実刑判決を受けている。