プロジェクションマッピング講座に参加し作品制作に励む高校生=徳島市のとくしま産業振興機構

 徳島県と徳島市が来年2月9~18日に、徳島市中心部で開く光とアートの祭典「とくしまLED・デジタルアートフェスティバル」に、県内の女子高校生3グループが、映像を模型などに投影する「プロジェクションマッピング」を使った作品を展示することが決まった。半年前から学んできた成果を発揮しようと、仕上げに余念がない。

 出展するのは、つるぎ高のICTビジネス研究部の1、2年生6人、徳島科学技術高の1~3年生6人、阿南高専のプロコン(プログラミングコンテスト)部の2年生3人の計15人。

 県ととくしま産業振興機構が5月から、県内の女子高生を対象に開催したプロジェクションマッピング講座に参加。佐那河内村の映像・ウェブ制作会社「ノリプロ」の山川明訓(あきのり)代表取締役や大学生から月2回程度、投影する映像の構成や、専用ソフトの使い方などの指導を受け、アートフェスでの展示を目指してきた。

 つるぎ高の6人は、美馬市伝統の和傘に桜や紅葉が舞う映像を投影し、四季の移り変わりを表現する作品を制作している。和傘は自分たちで作った。

 科技高の作品は、ビルに見立てた発泡スチロール板を並べ、映像を映し出すと、ビルが前後左右に動いているかのように見える不思議な世界を表現する。

 阿南高専プロコン部の作品には「不思議の国のアリス」のアリスとウサギが登場。絵本から脱走したウサギの後を追って、アリスが人間世界を冒険する物語を再現している。

 3チームともラストスパート中で、つるぎ高2年の元木惇(じゅん)さん(16)は「多くの人に見てもらえるチャンス。自分たちが満足できる作品を完成させたい」と意気込んでいる。