「そごう徳島店の閉店」を伝えるニュースが昨年に続きトップになり、県内での存在感の大きさを改めて実感させた。トップ10のうち半数の5項目を、感染拡大が今も続く新型コロナウイルス関連が占めた。中でも徳島を代表する伝統行事「徳島市の阿波踊り」が中止に追い込まれた話題が票を集め、2位に入った。明るい話題では、サッカーJ2・徳島ヴォルティスの7年ぶり2度目となるJ1昇格が3位に食い込んだ。

1 そごう徳島店が閉店

営業を終了したそごう徳島店。閉店時間には常連客や元従業員らが詰め掛けた=8月31日、徳島市

 県内唯一の百貨店・そごう徳島店(徳島市)が8月31日、37年の歴史に幕を下ろした。最終日は約2万5000人が最後の買い物を楽しんだ。そごうが撤退したアミコビル東館では、三越伊勢丹ホールディングスが来年9月を目標に2階と5階の一部へ出店する方針。県青少年センター(とくぎんトモニプラザ)の移転など、ビルの全面リニューアルも計画されている。

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2 徳島市の阿波踊り中止

新型コロナウイルスの感染対策のため、距離を取りながら演武する踊り手=11月22日、徳島市の藍場浜公園

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、阿波おどり実行委員会が4月21日、今夏の徳島市の阿波踊り(8月12~15日)の中止を決めた。4日間全てが中止になるのは戦後初めて。実行委は来夏の開催に向け、感染対策の検証を兼ねた踊りイベントを11月21、22両日に藍場浜公園で開催した。事業計画は来年2月下旬までに策定する方針。

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3 ヴォルティスがJ1昇格決める

J1昇格を決め、記念撮影に応じるヴォルティスの選手ら=12月16日、鳴門ポカリスエットスタジアム

 サッカーJ2の徳島ヴォルティスは12月16日、鳴門ポカリスエットスタジアムで大宮を1―0で下して勝ち点を84とし、7年ぶり2度目のJ1昇格を決めた。20日の最終節では敵地で2位福岡に敗れ、勝ち点で並ばれたものの得失点差で徳島が上回り、クラブ創設16年目で初の優勝を果たした。J2制覇は四国のJクラブで初めて。通算成績は25勝9分け8敗。67得点はリーグ2位、33失点は2番目に少なかった。

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4 徳島市長に36歳内藤氏

 任期満了に伴う徳島市長選が4月5日に投開票され、新人の内藤佐和子氏が再選を目指した現職の遠藤彰良氏を破って初当選を果たした。県市協調や市長給与の50%カットなどを訴えて遠藤市政への批判票を集め、1999票差で激戦を制した。県内で初めての女性首長の誕生で、36歳での当選は全国歴代最年少の女性市長としても話題をさらった。

5 新型コロナ、県内にも感染広がる

 県は2月25日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗っていた60代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。四国では初の感染確認だった。県内の感染者は6月まで累計6人にとどまっていたが、夏以降に急増。8月には高齢者施設などで四つのクラスター(感染者集団)が発生し、1カ月で107人に上った。12月27日時点の感染者は195人、死者は9人となっている。