養殖ワカメを初収穫する由岐海藻部のメンバー=美波町の由岐漁港沖

 美波町由岐地区の若手漁業者グループ「由岐海藻部」が21日、低迷する漁業の収益確保に向け養殖しているワカメを初収穫した。メンバー8人が作業に当たり、約1・5キロを収穫した。

 メンバーは午前7時すぎ、由岐漁港を出港し、約1キロの沖合に設けた養殖枠で作業を開始。11月から栽培し、50センチほどに成長したワカメをはさみで切り取り、漁港に持ち帰って袋詰めした。

 ワカメは神戸市の料理店に提供し、活用策を探ってもらう。来年1月2日に道の駅日和佐(同町奥河内)で初めて販売する。

 筋野徹代表(49)=同町港町=は「色や香りなど出来栄えは上々。販路拡大に努めたい」と話している。

 海藻部は、同地区の漁業者らでつくる「美波の海の恵み研究会」が2015年から試験栽培していた技術を基に養殖ワカメの生産を本格化させた。収穫は2月下旬まで続けられ、初年度は約1・5トンの出荷を目指している。