新型コロナウイルス感染者2人について臨時記者会見を行う飯泉知事=12月23日午後3時半ごろ、徳島県庁

 徳島県議会の最大会派・県議会自民党(24人)の所属全議員と飯泉嘉門知事ら46人が4日の県議会本会議終了後、徳島市のホテルで会食をしていた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、飲酒を伴う懇親会や大人数での飲食などに注意するよう呼び掛けている最中だった。知事は28日、「感染対策をしており問題ない」との認識を示した。

 出席した県議らによると、会食は代表・一般質問で登壇した県議の慰労会として、年4回の定例会ごとに開催している。4日の会食には県議と知事、県幹部らが出席し、料理や酒を飲食した。午後6時半に始まり、8時すぎに終わった。

 参加者は検温や手指消毒をして、10人程度が座れる円卓に約1メートルの間隔を空けて5人程度で着席。冒頭のあいさつで県議から感染対策に関する説明があり、会話時はマスクを着用し、席の移動を控えるなどの対策を取っていたという。

 出席した寺井正邇議長(自民)は「対策をしていたとはいえ、慎重にすべき時期であり、配慮が足りなかったと反省している。県民に心配を掛けて申し訳ない」と述べた。

 全国知事会は11月23日、「新型コロナ『第3波』警戒宣言!」を取りまとめ、会長の飯泉知事は会見などで「飲酒を伴う懇親会」「大人数や長時間に及ぶ飲食」など五つの場面に注意するよう呼び掛けていた。会食があった12月4日は183、184例目の2人の感染を発表し、五つの場面は「感染リスクが高まる」と対策を求めていた。

 知事は「4日の時点では会食は感染対策に注意して実施するようお願いしていた状況で、問題ないと認識している」とコメントした。

 多人数の会食を巡っては、菅義偉首相が観光支援事業「Go To トラベル」の一時停止を表明した14日夜、自民党幹部らと大人数の会食をしたとして批判を浴びた。