記者会見する樫本議長(右)と細井副議長=午前11時10分ごろ、神山町議会正副議長室

 2015年12月の神山町議選(定数10)で立候補を検討していた男性への出馬断念働き掛けと金銭授受疑惑を巡り、町議会は22日、全員協議会を開いた。金銭授受に関わったとされる町議5人が、問題の経緯や自らの見解について釈明する文書を取りまとめ、来月10日までに開く全員協議会で公表することを決めた。27日に予定していた正副議長選を行う臨時議会は延期する。

 全員協には町議全10人が出席。会議は非公開で行われ、午前9時50分ごろから約1時間10分、疑惑解明に向けた対応策について話し合った。

 会議終了後、樫本雄一議長と細井成富副議長が会見を開き、「事実関係を明らかにするために少し時間がかかる」として、金銭授受に関与したとされる町議5人に釈明文書の作成を求めることで一致したことを明らかにした。文書は5人の連名で提出される見通しで、内容を踏まえて改めて対応策を話し合う。

 このほか全員協では、「町民にご心配と迷惑を掛けた」として、全議員が議員報酬の20%を3カ月間減額する方針も決めた。報酬カットには議決が必要で、カットする時期については未定。

 会見では、報道陣から、金銭授受の疑惑を持たれている5人に樫本議長と細井副議長が含まれているのかとの質問が出た。2人とも明言を避け、細井副議長は「これ以上話しても仕方ない」と述べ、会見を打ち切った。

 一方、疑惑の中心人物とされる高橋和男町議は「ノーコメント」と話し、足早に議員控室を立ち去った。

 15年の神山町議選は定数2減の10で行われ、現職7人、新人3人が無投票当選した。当初、立候補を検討していた男性に対し、町議5人が出馬断念を働き掛け、選挙後に50万円を渡した疑惑がある。