細やかな演技で観客を魅了した子ども歌舞伎の出演者=徳島市のあわぎんホール

 徳島県内の小学生による「阿波の国子ども歌舞伎」の公演が23日、徳島市のあわぎんホールであった。3~6年生の児童6人が大人顔負けの演技を見せ、詰め掛けた800人を魅了した。

 6人は油屋の娘お染と丁稚(でっち)の久松、久松の許嫁(いいなずけ)のお光の三角関係を描いた「新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)野崎村」を披露した。華やかな衣装に身を包んだ児童は、半年間の稽古の成果を発揮。お光が涙ながらにお染と久松を見送る場面では、情感たっぷりの演技で観客をうならせた。

 歌舞伎をよく見ているという長谷目美代子さん=鳴門市大津町大代、主婦=は「プロにも劣らない素晴らしい演技で、もう一度見たいくらい」と感動した様子だった。

 子ども歌舞伎の公演は3回目。過去2回を主催した団体が解散し、存続が危ぶまれたが、有志が新たにNPO法人を立ち上げ、準備してきた。