矢板中央との初戦に向け、練習に励む徳島市立の選手=同校

 31日に開幕した第99回全国高校サッカー選手権で、徳島県代表の徳島市立(3年連続18度目)は、2日に横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で前回4強の矢板中央(栃木)と初戦の2回戦を戦う。チームの目標は、前回の8強を上回るベスト4入り。強豪の攻撃を粘り強くしのぎ、決定機を確実に生かして勝機を見いだしたい。

 矢板中央は堅守速攻型のチームで、優勝候補の一角に挙げられている。中盤でボールを奪うと素早くカウンターを仕掛け、積極的に前線に放り込んでくる。

 徳島市立は自陣で引く時間帯も我慢が必要。3バックの一角を担う181センチのDF渡邉は「体を張って守り切る」と気合を見せる。DF陣がクリアした後のセカンドボールを中田、大野、小林ら中盤の選手がどれだけ拾えるかが主導権を握るポイントとなりそうだ。

 相手の寄せが厳しいだけにパスをつないで攻めるだけでなく、中央やサイドにロングボールをうまく振り分け、相手の裏への抜け出しから得点機を築きたい。FW石井は「チャンスは多くないと思うので、しっかり枠を捉える」と話す。

 矢板中央のCB2人はともに180センチ台後半。高めのクロスははじき返される可能性が高い。MF前田らキッカーにはうまくコースを狙ったり、グラウンダーでつないだりする工夫が求められる。CBも加わってくるセットプレーも要注意。ファウルを取られて簡単にFKを与えないよう心掛けたい。

 中田主将は「自分たちの力を出し切るのが何より大事。声を掛け合って雰囲気良く試合に臨み、競り勝ちたい」と抱負を語った。