[上]サンタクロースの衣装に身を包み、観光列車を見送る住民ら=三好市西祖谷山村徳善の大歩危駅 [下]子どもたちにプレゼントを手渡す会員や四国大生=美馬市穴吹町

[上]サンタクロースの衣装に身を包み、観光列車を見送る住民ら=三好市西祖谷山村徳善の大歩危駅 [下]子どもたちにプレゼントを手渡す会員や四国大生=美馬市穴吹町

 クリスマスイブの24日、県内各地で多彩な催しが開かれ、家族連れらが楽しいひとときを過ごした。

 ■三好市

 大歩危駅でサンタクロースやトナカイに変装した住民が、JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の乗客を出迎えた。

 午後0時48分と同2時20分の発着に合わせ乗客を出迎えた住民は、プレゼントのキャンディーを手渡したり、一緒に記念撮影をしたりした。大阪府八尾市から訪れた廣瀬恒明さん(68)順子さん(68)夫妻は「サンタも見られたし、楽しいクリスマスイブになった」と話した。

 今年の観光列車の運行は同日が最後で、来年は1月6日から開始する。


 ■美馬市

 市民でつくるボランティア団体「デリバリーサンタクロースMIMA」の会員がサンタクロースやトナカイに変装し、市内の小学生以下の子ども105人にプレゼントを届けた。

 同市脇町の四国大西部地区スーパーサテライトオフィスで出発式を行った後、会員16人と四国大1、2年の10人が5班に分かれて出発。宅配の依頼があった56世帯で、手作りのクリスマスカードを読み上げ、事前に保護者から預かっていたプレゼントを手渡した。

 同市穴吹町の岡本依空ちゃん(7)=江原南小1年=と妹の笑舞ちゃん(5)=江原認定こども園=は「サンタさんが来てくれてうれしかった」と喜んでいた。

 同団体は子どもたちに夢を届けようと、2012年に結成し、毎年プレゼントを届けている。