RC-S’KID 富山和幸さん(58・徳島市出身)

 1980年代のバイクブームに、20代の富山さんはどっぷりとはまった。「あの頃は峠に行けば何十台もバイクが停まっていましたよ」と懐かしむ。

写真を拡大 特殊な機械部品を受注製作する富山製作所(徳島市)の代表。「年齢に関係なく友人ができるのがいいところです」。

 アマチュアのバイクレースに盛んに出場するようになったのは23歳からだ。月1回は岡山国際サーキットや鈴鹿サーキットに赴いた。当時の出場台数は200台から300台(現在の20倍近く)あり、決勝に進出できる上位30位を目標に臨んだ。「速く走るために戦法を考えて、レースに出るたびに上達するのがわかりました。お金では買えん楽しさがありました」と魅力を語る。

 20年ほどレースから離れていたが、サーキットの体験走行会で爽快感を味わったことが契機となり、50歳から再開。年4回は、岡山国際サーキットで開催される西日本最大級のアマチュアバイクレース・モトレヴォリューションに出場している(今年は自粛中)。「1周4kmのコースを決勝では10周走ります。最高速度が260km。1周が1分40秒ぐらいなので、平均して130kmから140kmですかね」と飄々と話す。

 とはいえ、オートバイは下半身で乗るもの。太ももでタンクをおさえる力をつけるためにジム通いは欠かさない。2019年度は4戦し、シリーズランキングは3位に終わった。「こうしてレースに出れるんは前日から手伝ってくれて、当日も支えてくれる友人がいるからです」と感謝の気持ちがあふれ出す。この数年間、目標は変わっていない。シリーズランキング1位と、国際A級ライセンス取得だ。

写真を拡大 JSB1000クラスに出場する富山さん。3年前からホンダCBR1000RRを愛用。車番は88。「真剣にしていた年が1988年だったからです」。

▶ロードレースに興味がある人は
バイクショップ スキッド
徳島県小松島市江田町敷地前95-5
088-678-7639
10:30〜20:00
不定休