徳島県民の食生活調査の結果が報告された県婦人団体連合会活動発表大会=徳島市のあわぎんホール

 徳島県内で野菜を国が推奨する「1日350グラム以上」摂取している人は5%-。県婦人団体連合会が県民2千人を対象に行ったアンケートで、こんな結果が出た。県民の野菜不足は以前から指摘されており、国の2016年度調査では摂取量は男女とも全国上位に入るなど改善は進んでいるが、同会は官民でより一層啓発に取り組むよう訴えている。

 調査は8月、生活習慣病の原因となる食生活の実態を把握するため、鳴門市婦人連合会が中心となって初めて行った。全24市町村の10~90代の男女2千人に、会員を通じて20項目のアンケート用紙を配布。99%の1983人が回答した。

 その結果、「1日に野菜をどのくらい摂取しているか」は、「ほとんど食べない」が3%、100グラム程度が27%、200グラム程度が32%、350グラム以上は5%だった。「分からない」が33%あった。

 合わせて「タンパク質やビタミン、炭水化物などの基礎食品を毎日バランスよく食べているか」を尋ねたところ、43%がバランスを欠いていると自覚しており、うち71%が野菜不足に問題があると感じていた。

 11月下旬、徳島市のあわぎんホールで行われた県連合会の活動発表大会で結果を報告した。鳴門市婦人連合会の矢野壽美子(すみこ)会長(69)は「両手1杯分のニンジンや青菜などの緑黄色野菜、両手2杯分のキャベツやキュウリなどを食べるようにし、ビタミンCや食物繊維をしっかり取ってほしい」と訴えた。

 厚生労働省の「国民健康・栄養調査」結果では16年、県民の1日当たりの野菜摂取量は成人男性が313グラムで全国8位、成人女性が309グラムで3位となった。06~10年の平均値では、男性が245グラムでワースト1位、女性が241グラムでワースト2位だった。

 県連合会のアンケートではこのほか、「魚や肉を毎日摂取しているか」との問いに対して31%が「いいえ」と回答。同会は高齢者を中心に栄養不足に陥る人が全国で増えていることから、タンパク質を取る重要性も訴えている。食事は91%が1日に3回取っているとし、1日に1回は家族と食べる人が84%を占めた。