臨時記者会見を行う飯泉知事=5日午後5時半ごろ、徳島県庁

 徳島県は5日、新型コロナウイルス感染が4日に判明した児童生徒3人の詳細について発表した。このほか、3人の母親の40代女性と、鳴門市の30代女性、10歳未満の男子児童と10代の男子中学生2人の計5人が感染したと明らかにした。4日に判明した児童生徒3人と40代女性は、3日に感染が確認された徳島市の40代男性会社員の子どもと妻。家庭内で感染が広がったとみられる。

 県によると、4日に判明した子ども3人は鼻詰まりや喉の痛みなどの症状があり、母親は無症状。3人の学校は冬休み中で、女子中学生は昨年12月26日に、女子高校生は30日にそれぞれ登校し、部活動をした。県は部活動に参加していた生徒と教諭計56人を接触者と認定し、PCR検査を行う。

 中学校と高校は5日、部活動を中止し、消毒作業を行った。高校は模試も取りやめた。

 会見した飯泉嘉門知事は、感染が家庭内にとどまり「不特定または多数が立ち入る施設において5人以上の感染者が発生する」などとする県のクラスター(感染者集団)の定義に当てはまらないため、「現状では認定しない」と説明した。

 30代女性は、3日に頭痛や味覚障害などの症状が出た。4日に受診した医療機関の簡易検査で陽性となり、その後PCR検査を受けて感染が確定した。

 1~3日に同居家族2人、別居家族1人と飲食店3店を訪問。県はこの3人と別の同居家族1人の計4人を濃厚接触者と認定し、このうち同居家族3人は既にPCR検査を受けて陰性と判明した。

 10歳未満の男子児童と2人の中学生について県は、「6日に詳細を発表する」とした。

 県内の感染者は累計209人となった。