蒸した酒米にこうじ菌を混ぜる生徒=三好市池田町サラダの三芳菊酒造

 池田高校三好校(三好市)の食農科学科食品発酵専攻の2年生6人が、同市池田町サラダの三芳菊酒造で、酒造りの方法を学んだ。

 室温32度に保たれた部屋「室」でこうじ作りを体験。蒸した東みよし町産米「山田錦」90キロにこうじ菌を振り掛けた後、ムラがないように手で混ぜ合わせ、布をかぶせて寝かせた。同社の馬宮亮一郎代表取締役から説明を受けながら、酒母が入ったタンクや圧搾機も見て回った。

 日浦晟一さん(16)は「酒蔵の見学は初めて。酒米を混ぜる作業が興味深かった」と話した。