県内のニンニク主産地・吉野川市で出荷が最盛期を迎えている。
同市川島町児島の坂東孝勇さん(77)は約50アールの畑で栽培。自宅近くの作業場には直径7センチ前後の丸々としたニンニクが山積みになっている。毎日10人ほどが茎と根を切り落としたニンニクを、1キロずつネットに入れて箱詰めしている。
坂東さんは「春以降の天候が良く、品質は上々。しっかりと食べてスタミナを付け、夏を乗り切ってほしい」と話している。
JA麻植郡川島支所によると、市内では約90戸が栽培しており、収穫量は例年並みの約30トンの見込み。関東や北陸などの市場に出荷し、1キロ約900円で取引されている。出荷は月末まで続く。