感染者について話す飯泉知事=12月23日、徳島県庁

 徳島県の飯泉嘉門知事が昨年12月16日、県議会会派・新風とくしま(4人)の所属全議員らと計20人で会食していた。政府の観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止が表明されるなど、全国的に新型コロナウイルス感染拡大への緊迫感が高まっていた時期だった。4日にも自民党県議ら46人の会食に出席していたのが明らかになっている。

 出席者らによると、新風とくしまとの会食は県議会11月定例会の代表質問に登壇した会派所属議員の慰労会として、新風側が徳島市の飲食店で午後6時から約2時間開き、知事や県幹部が出席した。知事は鳴門市で行われたサッカーJ2徳島ヴォルティスの試合を観戦するため途中退席した。

 会場は大部屋で1メートル以上の間隔を空けて座り、食事以外ではマスクを着用。入り口では手指消毒をするなど感染対策を行っていたという。

 新風とくしまの臼木春夫会長は「今考えると配慮が足りなかった。ご迷惑をお掛けして申し訳ない」と話した。知事は「感染対策を行って(会食を)実施することは問題ないと認識している」とのコメントを出した。

 会食2日前の14日には菅義偉首相がGoToの全国一時停止を表明。知事は全国知事会長として「緊迫度を強める新型コロナ『第3波』を食い止め、年末年始明けには社会経済活動を安心して行えるよう全力を挙げる」などとコメントしていた。

 知事は4日、県議会の最大会派・県議会自民党(24人)の所属全議員と県幹部ら46人で、徳島市のホテルで会食していた。