徳島県は26日、県発注工事の立ち入り調査の予定を受注業者に漏らすなどしたとして、県南部県民局県土整備部の吉本英夫課長補佐(57)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 県によると、吉本課長補佐は東部県土整備局の河川・砂防担当の課長補佐だった2016年2月19日、徳島市国府町の河川工事に関する施工体制調査の日程を、同市内の建設会社社長の携帯電話にメールで知らせ、職務上知り得た秘密を漏らした。また、03、04年ごろから16年までの間には、同じ社長から贈られた中元や歳暮を受け取っていた。

 贈答品に関し、吉本課長補佐は県の聞き取りに対し「途中2、3年はなかったこともあったが、それ以外は年2回受け取っていた」と説明。飲食の接待や現金の受け取りについては「ない」と否定したという。

 吉本課長補佐は、立ち入り調査の予定を業者に事前に漏らしたとして地方公務員法(守秘義務)違反罪で徳島簡裁に略式起訴され、今月19日付で罰金3万円の略式命令を受けた。県によると、26日に納付したという。