雲の切れ間から確認されたネオワイズ彗星=昨年7月16日、海陽町大里(丸岡一洋さん提供)

 徳島新聞社は、昨年1年間に読者から寄せられたニュース写真のうち優れた作品に贈る第40回ニュース写真賞に、ネオワイズ彗星(すいせい)を撮影した徳島海南天文台(海陽町)のメンバー丸岡一洋さん(62)=同町大里=を選んだ。

 ネオワイズ彗星は昨年3月に発見された。7月4日に太陽に最接近して肉眼でも確認できる明るさになったが、梅雨の時期で厚い雲がかかり、撮影の難しい状況が続いていた。

 「一瞬のチャンスを狙っていた」という丸岡さんは16日夜、北北西の空にできた雲の晴れ間に気付いた。自宅にカメラをセットし、約30分間撮影。画像データを徳島新聞社に提供し、19日付の朝刊1面に掲載された。

 丸岡さんは「子どもたちが自然科学に興味を持ってもらえるよう、メディアを通じて目に触れる機会を増やしたい。未来の宇宙飛行士が出てきてくれたらうれしい」と話した。丸岡さんには賞状と記念品が贈られる。