第九ミュージカル「よろこびのうた」の主演を務める四宮貴久さん㊧と帆風成海さん=東京都の都道府県会館

 ベートーベン「第九交響曲」のアジア初演100周年を記念し、2018年1月から愛媛県で上演されるミュージカル「よろこびのうた」の徳島公演(徳島新聞社、坊っちゃん劇場主催)が同年10月、徳島市のあわぎんホールで行われる。27日、東京都千代田区の都道府県会館で制作発表会見があり、脚本家や出演者らが意気込みを語った。

 「よろこびのうた」は、鳴門市の板東俘虜(ふりょ)収容所での第九初演の史実に基づいた作品。ドイツ兵捕虜と地元老舗旅館の一人娘が恋に落ちるが、娘の父に反対されてしまう|というストーリーとなっている。2人の恋を軸に地元住民とドイツ兵の交流が描かれ、第九にうたわれた人類愛や平和へのメッセージが込められているという。

 会見には主演の四宮貴久さんと帆風成海さん、脚本家の羽原大介さん、演出担当の錦織一清さんら舞台関係者と、徳島県の飯泉嘉門知事、愛媛県の中村時広知事が出席。映画「フラガール」「パッチギ!」の脚本で知られる羽原さんは「鳴門での第九初演の話を聞き、『ぜひやらしてほしい』と熱望していた」と明かした。錦織さんは「お客さんの頭の中で、徳島の景色が浮かぶような情緒感のある舞台を作れたと思う」と話した。

 徳島公演は10月18~21日。18、19日は県内の小中高校を招待し、20、21日は一般販売される。各日とも2回上演。11月28、29日には徳島新聞社と坊っちゃん劇場の主催で、東京公演(江東区・ティアラこうとう)も行う。

 「よろこびのうた」は愛媛県東温市の坊っちゃん劇場で、18年1月27日から19年1月まで上演予定。