お茶屋華ひめ楼(愛媛・松山市) 画面越しにお座敷遊び

 新型コロナウイルス感染拡大で宴会などの自粛が続く中、松山市道後湯之町の「お茶屋 華ひめ楼」では、インターネット上で客に芸を披露して交流する「オンラインお座敷」の準備を進めている。

「オンラインお座敷」のリハーサルをする桜吉さん=松山市道後湯之町

 華ひめ楼は道後地区のにぎわいづくりや魅力向上を目的に2020年11月上旬にオープンしたばかり。新型コロナの影響で営業を自粛するなど大打撃を受ける中、ビデオ会議アプリを使った本格稼働を目指す。

 11月下旬には関係者らがリハーサルを行い、着物姿に日本髪のかつらを着けた「道後湯之町検番あけぼの席」の芸者桜吉さんがカメラを前に「正調伊予節」を舞ったり、客とじゃんけんをするお座敷遊び「野球拳」を試した。

 パソコンの画面越しに、お酌する雰囲気を味わってもらおうと「エアお酌」の練習も。伝統芸の魅力や和室の趣を少しでも伝えられるように画像のタイムラグや音量のほか、画角なども入念に確認していた。

 客役で協力したインバウンド(訪日外国人客)向け旅行会社「四国ツアーズ」のロッド・ウォルターズ社長は「画像のずれも少なくライブ感がある。オンラインツアーで売り出せるかもしれない」と好感触。華ひめ楼のおかみも務める「あけぼの席」の田中美帆代表は「若い人も入りやすいのではないか。ピンチをチャンスに変えられるよう他のお座敷遊びならどう楽しんでもらえるか考えたい」と話している。 (愛媛新聞)