並木が吹き付ける雪で樹氷のようになっていた=9日午前9時半、つるぎ町貞光の道の駅・貞光ゆうゆう館

 

 徳島県内は9日も強い冬型の気圧配置が続き、美馬市穴吹町と海陽町の最低気温がそれぞれ観測史上最低を記録するなど、各地で今冬一番の冷え込みとなった。北部の山間部を中心に平地でも雪が積もり、転倒によるけが人やスリップ事故が相次ぎ、交通機関のダイヤも乱れた。

 徳島地方気象台によると、各地の未明~朝の最低気温は▽美馬市穴吹町氷点下6・3度▽海陽町氷点下7・3度▽徳島市氷点下2・9度-など。那賀町木頭和無田は氷点下8・5度を記録した。午前9時時点の積雪は三好市西祖谷山村で16センチ、東みよし町で15センチを観測した。

 徳島新聞のまとめでは、阿波市で50代と70代の男性が足を滑らせて頭を打ち、病院に運ばれた。美馬市では前日に自宅前の道路で転んだ80代の女性が、痛みを訴えて病院に搬送された。阿波、美馬、三好の3市とつるぎ、東みよしの両町では車のスリップ事故も相次いだ。

 積雪のため、徳島自動車道で一部区間が全面通行止めとなり、徳島と高知、松山を結ぶ高速バスが一部の便で運転を見合わせた。JR徳島線は特急と普通列車の上下6本が運休・部分運休、上下8本が遅れ、約300人に影響が出た。日本航空は福岡線1往復を欠航した。

 県内は10日明け方にかけて断続的に雪が強まる見込み。午後6時までの24時間予想降雪量は、いずれも多い所で北部の山地25センチ、平地8センチ、南部の山地7センチ、平地3センチ。日中の予想最高気温は美波町8度、徳島市6度、三好市池田町1度で、平年を7~4度下回る見通し。

積雪で路面が真っ白になった県道・鳴門池田線=9日午前8時半、美馬市脇町
雪で覆われた道の駅・貞光ゆうゆう館=9日午前9時半、つるぎ町貞光 
雪で真っ白になった土讃線・三縄駅構内に各駅停車の列車が到着する=9日午後1時ごろ、三好市池田町
一面雪に覆われた景色の中を特急列車が通過する=9日午後0時15分ごろ、東みよし町昼間