徳島中央公園(徳島市徳島町城内)の鷲の門に28日、長さ約1メートル、重さ約3キロの大きなしめ飾りがお目見えし、迎春準備が整った。来年1月15日まで飾られる。
市公園緑地課の職員3人がササですす払いをして、1年間の汚れやほこりを落とした。続いて遠藤彰良市長がはしごを登り、高さ約4メートルの場所にある「冠木(かぶき)」と呼ばれる横木に、しめ飾りを取り付けた。市長は「今年も終わったことを実感する。来年も市政の課題を一つずつ、地道に進めたい」と話した。
鷲の門の両脇や徳島城博物館の入り口には、ナンテンや松などをあしらった門松(高さ約4メートル、幅約2・5メートル)も置かれ、新年を迎えるばかりとなっている。
鷲の門は徳島城の正門だったが、1945年の徳島大空襲で焼失。89年に復元されて以降、市が年末にしめ飾りを取り付けるのが恒例行事となっている。