イラスト制作に取り組む鳴門高校生ら=鳴門市撫養町のキョーエイ鳴門駅前店

 鳴門市撫養町のキョーエイ鳴門駅前店のガラス窓に、鳴門高校生と鳴門教育大生が「鳴門の渦潮」や阿波踊りなど市の魅力を詰め込んだイラストを制作している。市が駅周辺を整備するのに合わせて、観光客らに市の魅力をPRしようと施設のオーナー「協同組合・鳴門センター街」が制作を依頼した。

 イラストは特殊な絵の具を用いて建物東側に描いている。スペースは高さ1・3メートル、横約12メートルで、左側を鳴門高校美術部員ら8人が、右側を鳴門教育大図画工作科美術科教育コースの3、4年生7人が担当した。

 鳴門高生は、アーチ状の大鳴門橋を左右に配置し、渦潮や阿波踊り、1番札所・霊山寺のお遍路をカラフルに仕立てた。鳴教大生は大鳴門橋をバックに渦潮を描き、豪快な渦の流れに第九の音符をあしらいながら、コウノトリが羽ばたく様子をダイナミックに仕上げている。

 鳴門駅は、市の整備事業で歩道橋が撤去され、駅正面からキョーエイのある駅裏側まで延びる通路を整備中。駅裏側への利用客の増加が見込まれることから、鳴門センター街が両校の生徒に制作を依頼した。今月20日ごろから作業を始め、近く完成する予定という。

 鳴門教育大3年の安友理利子さん(20)=阿波市阿波町元町=は「鳴門の魅力が一目で分かるようにイラストを工夫している。多くの人に見てほしい」と話している。