徳島県阿南市椿町蒲生田の蒲生田岬にある遊歩道が28日、山肌の崩落によって全面通行止めとなった。24日に降った雨の影響とみられる。岬は初日の出の見物スポットとして知られるが、元日までの復旧は難しい見通し。遊歩道を管理する県環境首都課は「落石の危険があるので、初日の出見物のために通行するのは控えてほしい」と呼び掛けている。

 県環境首都課によると、通行止めとなったのは、モニュメント「波の詩」から蒲生田岬灯台まで続く遊歩道約250メートルのうち、モニュメントから約60メートルの区間。崩落はモニュメントから約10メートル先の地点で起きており、直径約3センチの落石が長さ約4メートル、幅約20センチにわたって約10センチほど堆積している。山肌で直径30センチほどの岩4個が崩れそうになっているため、通行止めにした。

 灯台まで続いている遊歩道は他にない。

 同課によると、蒲生田岬周辺では24日、24時間雨量55ミリのまとまった雨が降った。26日午後4時半ごろ、状況確認に訪れた職員が落石を発見。元日朝に多くの人出が予想されることから、28日に通行止めを決めた。

 同課は今後、現地を調査し、対策を検討する。「1月中には調査したい」としている。