30日、県内は前日の雨が朝方まで残った。水温も低く安定しないため磯渡しを見合わせた業者がほとんど。地寄りの波止や岸壁、地磯も水温が低い上に赤潮が発生するなど状況は悪く釣り人の姿はほとんどなく目立った釣果は聞かれなかった。今後、水温が回復すれば寒グレなどの釣果も期待できるだろう。

 [磯]<大島>29日、風はあまり吹かなかったが水温12・8~15・1度。25人が参加しクラブの磯釣り大会が行われた。2隻に分かれ出船し、対象魚はグレ、チヌ、イサギ、アイゴ、イシダイ、イシガキダイで5匹までの重量を競った。水温が低いためかタナも深く苦労した。しかし、約半数の人が25~36センチのイサギ1、2匹を主体に計量。5匹そろえた人はいなかったが、重量のあるグレを釣った人が上位になった。木村で阿南市の岡本政信さんが1720グラム(26・5、40・5センチのグレ2匹)で優勝。西ノ牙オクで同市の三枝拓司さんが1650グラム(45・5センチのグレ1匹)で2位。デボで同市の竹内啓二さんが1515グラム(30~35センチのイサギ4匹)で3位。

 <高知・甲浦>29日、海は穏やかで水温14・3度。ミツバエ東で34センチの尾長グレ1匹。中でサザエを餌に底物を狙った人が63センチ(4キロ)のイシダイ1匹。西で30センチのグレ1匹。

 [イカダ]<ウチノ海>29日、ヤカタでサヨリ狙いは、夫婦が30~36センチを50匹。別のヤカタでも同型を30匹。近くでも同型を20匹。

 [波止]<津田沖ノ一文字>29日、水温10度前後。通称ダンサ周辺で36センチのチヌ1匹。コーナー付近で47センチのチヌ1匹。近くでパッチンを餌に投げた人が18センチ前後のキス20匹と30センチのアブラメ1匹。

 <室戸岬漁港>29日、岸壁で午前中の5時間、アジを餌に取り込みにはヤエンを使い0・8キロ前後のアオリイカ6匹。

 [船釣り]<伊島沖>29日、水温13~17度。本ハゲを狙って出船した船が18~28センチを8~14匹。水温が下がり食いが悪かったようだ。別の船は釣った魚を餌に92~95センチのブリ3匹と25センチのオニカサゴ2匹、40~42センチのサバ50匹余り、28センチのアジ20匹余り、32センチまでのレンコダイ15匹。ジギングで出船した船は49センチまでのアラ3匹と43センチまでのクロムツ7匹、サバ8匹、タチウオ1匹、カガミダイ1匹、キンメダイ1匹、ユメカサゴ数匹。

 <浅川沖>28日、南東の風で少しうねりもあった。水温14度。沖のカケ釣りはタイラバージグでサオを出し25~65センチのマダイ7匹と45センチのアオハタ1匹。(県釣連盟報道部)