徳島、兵庫両県でつくる「鳴門の渦潮」世界遺産登録推進協議会は15日、衛星利用測位システム(GPS)や小型無人機(ドローン)を使って、鳴門海峡の渦潮の大きさや潮流の速さなどを調査した。
両県職員や海洋調査会社の社員ら21人が、干潮時の正午ごろと満潮時の午後6時ごろに調査。GPS端末が内蔵されたブイを海峡に流し、渦の位置や流れの速さ、回転速度を観測するなどした。
GPSの位置情報や撮影画像を分析し、渦の発生から消滅までの変遷、渦ができる範囲を確認する。
調査は世界遺産登録に向けた資料作成が目的で、昨年10、11月に続いて3回目。今後、地形や地質、景観などの観点から調べる。