徳島に加入した(左から)宮代、藤田、鈴木、大森、西野、後東=徳島市のJRホテルクレメント徳島

 J1定着へのキーワードは「継続と進化」。17日、新加入6選手の会見を行い、7年ぶりのトップリーグ参戦に向けて動き出した徳島ヴォルティス。平均年齢18・2歳のフレッシュで将来性豊かな6人は、J2を制覇した徳島の攻撃的なポゼッションサッカーに魅力を感じて入団を決め、「このチームで伸びたい、このチームで勝ちたい」と目を輝かせる。積み上げてきたことに磨きを掛け、J1で通用するチームへとさらに成長していく。

 会見で岡田明彦強化本部長が切り出した。「昨季の徳島のボール保持率とパス成功率は、2013年以降にJ2から昇格したチームの中で最も高かった」。ボールを持ってゲームを支配し、相手の攻撃回数を減らすことで失点も減らす。時間をかけてつくり上げてきた徳島のスタイルに誇りを持っており、「今季も継続したい」と語った。

 その一方で、カテゴリーが上がれば相手の速さも強さも増す。岡田氏は「戦術的な進化が必要」とし、そのためにエキスパートのダニエル・ポヤトス監督とマルセルコーチを迎え、その戦術を遂行するために選手個々の成長も重要と強調した。

 新たに加入したのはJ1川崎から移籍したFW宮代大聖(20)、J2東京Vから加入したMF藤田謙瑠チマ(18)と高卒ルーキーのFW鈴木輪太朗イブラヒーム(17)、MF大森博(18)、FW西野太陽(18)、ユースから昇格したGK後東尚輝(18)の6人。いずれも足元の技術が高く、運動量豊富な選手がそろった。

 昨季徳島と対戦した藤田は「すごく動かされて試合をしていて疲れた。でも自分がプレーしたら楽しいだろうなと思った」。昨年12月に徳島の練習に参加した鈴木は「チームの雰囲気がとても良かったし、ボールを持ちながらもゴールに迫っていくスタイルに魅力を感じた」、大森も「自分がもっと成長できるクラブだと感じた」と入団した理由を語った。

 宮代は「2桁得点が目標。そのためにはゴール前での質を上げていく必要がある」とさらなる進化を誓い、徳島市出身の西野と阿南市出身の後東は「自分のプレーで地元を盛り上げ、見てくれる人に勇気と感動を与えたい」と抱負を述べた。