ふしめんの元であるそうめんは、小麦粉と塩と水を練り合わせたもの。特に「手延べ」で名高い半田そうめんは、熟成と延ばしの工程を繰り返して生み出させる強いコシが特徴とされる。一方、パスタの原料であるデュラムセモリナ粉は、主に地中海沿岸で栽培される「デュラムコムギ」を粗挽きしたもの。小麦粉ベースであるという点ではそうめんと同様である。

 ふしめんの形状は、多種あるパスタのうち貝殻の形をした「コンキリエ」や蝶のような「ファルファッレ」と似たボリューム感であり、スプーンですくって口に運ぶのに最適なサイズである。きっとパスタ風のアレンジとの相性は良いに違いない。

写真を拡大 エスビー食品 まぜるだけのスパゲッティソース 生風味たらこ たっぷりのたらこはつぶ立ち豊か。ピンクの色目が食卓に華を。別添の刻み海苔が嬉しいね。
写真を拡大 オーマイ 超にんにくペペロンチーノ おろし、刻み、ガーリックオイル、フライドガーリックと4タイプのニンニクがガツンと匂い立つ。
写真を拡大 ハインツ スペイン産オリーブオイルのジェノベーゼ ハインツのプレミアムパスタ用ソースシリーズ。バジルとパルメザンチーズ、松の実が豊かな味わいを醸し出す。

調理時間のめやす(約10分)

【材料 (1人分)】
◦ふしめん 300g(各皿100g程度)
◦各種パスタの素
◦オリーブオイル お好みで
◦冷凍シーフードセット
(イカ、エビなど)お好みで

【作り方】
① 沸騰したたっぷりの湯にふしめんを入れ、1〜2分茹でる。
多少アルデンテ(歯応えが残る程度の硬さ)で終えても、
後に炒め工程があり、食す頃には余熱で芯まで熱が通る。
② フライパンにオリーブオイルを引き、中火で熱しておく。
(お好みでニクニクで香りつけしてもよし)
③ 湯切りしたふしめんをフライパンに投入し、1分ほど炒める。
(おこげ好きな人は、時間を長めに炒めると、ふしめんの表面がパリッとなるよ)
④ お好みで、あらかじめ解凍しておいた冷凍シーフードを、ふしめんと一緒に炒めると時短料理感を払拭できますよ。
⑤ 炒めたふしめんを皿に移し、パスタの素と和える。

【食後リポート】
ふしめん自体に塩気が含まれているため、パスタの素を全量入れるとやや塩辛く(しょっぱく)なってしまった。今回、欲張って乾燥ふしめん1袋(300g)から、3パターンを同時に作ろうとしたことが裏目に出た。本来は、ふしめんの量150g〜200gに対して、パスタの素1袋が適量か。薄味好みの人なら、袋半分でも充分かもしれない。調理する際は、味見をしながら徐々にパスタソースを足していってみよう。ちなみに、何もかけていないふしめんだけを口に含んでも適度な塩気と味わいがある。次回は、薄めのだし醤油をかけた「生醤油うどん風」や生卵とあえた「釜玉風」を試してみたい。うまくいきそうな予感がする。

【ふしめんとは?】もともとはそうめんを作る過程での副産物である「ふしめん」。棒にそうめんをかけて干す「旗かけ」という工程で、麺の端の棒にかかっている部分が節状に平たくなる。最も力がかかるところで、そうめんと同じ材料だが強い粘り気が出てそうめんとはまた違った食感に。その節状になった部分のみを集めて乾燥させ、パッケージに詰めてスーパーなどで販売している。