意識調査の結果を報告する小畑准教授=徳島文理大

 ストーカー行為を共同研究している徳島文理大と徳島県警は18日、県内の若者800人を対象に実施した意識調査の概要を大学の特別講義で公表した。3割以上が交際相手にスマートフォンの通話履歴や会員制交流サイト(SNS)のやり取りのチェックを許すなど、一定数が束縛を受け入れている実態が浮かび上がった。ストーカー行為の誘因となる恐れがあり、県警は危険性を周知する。

 相手からの束縛について「許せる」「やや許せる」と答えたのは▽スマホのチェック278人(34・8%)▽スマホへのGPSアプリのインストール207人(25・9%)▽交際相手以外との行動制限175人(21・9%)▽全ての行動把握323人(40・4%)。同じ束縛を自分が行う場合に「許される」「やや許される」と答えた割合はそれぞれ9~14・3ポイント低かった。

 交際を断られた相手に対し、繰り返しても許される行為として「相手の家に行く」を挙げた人が12人(1・5%)いた。「待ち伏せする」が2人(0・3%)、「メールやSNSで『会いたい』『やり直したい』と伝える」が40人(5%)だった。「相手の気持ちが変わると思う」という理由が目立った。

 調査した元徳島文理大准教授で岡山県立大の小畑千晴准教授(臨床心理学)は「スマホのチェックなどを愛情の形として捉えている可能性がある。一時的な判断で同意するのではなく、長期的な視野に基づく対応が必要」と指摘した。県警少年女性安全対策課の喜田薫課長補佐による被害防止対策講座もあった。

 調査には、大学と専門学校に通う18~25歳の男性243人、女性557人が回答した。