徳島県は19日、20~50代の女性7人と、10代の男子高校生1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち4人は、既に陽性が判明している女子専門学校生4人と同じ学校の生徒と教員。校内の感染者は計8人となった。県は県内8例目のクラスター(感染者集団)が発生したと判断し、学校名を「徳島穴吹カレッジ」(徳島市)と公表した。県は男子高校生について、詳細を20日に発表するとしている。

 徳島穴吹カレッジで新たに感染が判明したのは鳴門市と小松島市、阿波市に住む20代の女子生徒3人と、藍住町の40代女性教員。16、17両日に感染が分かった生徒4人のクラスメートと担当教員だった。8人は13~15日、同じ教室で過ごしていた。

 他のクラスメート12人と教員2人は陰性だった。県はクラスター発生を受け、同じ階で授業を受けた生徒18人を新たに濃厚接触者と認定し、PCR検査を実施する。20日には県内の専門学校職員を対象とした説明会を開き、感染対策の徹底を呼び掛ける。徳島穴吹カレッジは24日まで学生の校内への立ち入りを禁止し、遠隔授業を実施する。

 このほか陽性が判明したのは鳴門市の50代女性2人と徳島市の30代女性会社員。50代女性のうち1人は、17日に死亡後に感染が確認された70代男性の妻。女性会社員は15日に感染が分かった徳島市の30代男性会社員の同僚で、16日のPCR検査では陰性だったものの、発熱などの症状が続いたため再び検査を受けた。もう1人の50代女性は、15日から発熱や頭痛の症状があった。感染経路は現時点で分かっていない。

 県内の感染者は累計305人。200人に達した今月3日から2週間余りで300人を超えた。徳島市の有料老人ホーム関連で47人が感染するなど三つのクラスターが発生し、患者数を押し上げた。