交通事故を偽装して保険金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた徳島市の元ゆうちょ銀行社員の男(62)、藍住町の無職の女(45)両被告ら3人の判決公判が20日、徳島地裁であり、藤原美弥子裁判官は両被告に懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)、女の夫(44)に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑同1年6月)を言い渡した。

 判決理由で藤原裁判官は、「役割分担して行われた計画的な犯行。金銭を得るために保険制度を悪用した動機や経緯に酌量の余地はない」と非難した。一方、「保険会社などに被害を弁償しており、既に示談が成立している」などとして刑の執行を猶予した。

 判決などによると、2019年4月14日午後0時半ごろ、板野町西中富の町道で、女が同乗する夫の乗用車を元ゆうちょ銀行社員の男の乗用車に故意に追突させ、保険会社・団体から治療費や車両の保険金として計332万6543円をだまし取った。