阿南市新野町に誕生した宿泊施設兼カフェ。オーナーの池田美和さん(阿南市出身)が2019年から構想を膨らませ、2020年9月に念願のオープンを果たした。「元々ここは父が営んでいた建設会社の事務所でした。空き家になることになって、この空間をどうにか活かせないかと考え始めたのがきっかけです」

写真を拡大 看板のキャラクターはグリーンハウスの建物をモチーフに池田さんがデザインした。

 高齢化や人口減少に伴って農業をする人や、山や畑の手入れをする人が減っている現状を、地元である新野町で身近に感じたと池田さん。「筍がたくさん取れる新野の竹林の山が緑から黄色になって枯れていく様子を見ました。このまま誰も手をつけず、駄目になってしまうのはもったいない。農作業に興味がある人がここへ来て、お手伝いをする代わりに宿泊費が無料、もしくは割引になる宿を作ったら、どちらにとっても良い『応援』になるのではと思いグリーンハウスを建てることを決めました」。壁を壊し間取りを変え、壁紙も張り替え、内装をリノベーションした。完成までに約1年を費やした。

写真を拡大 お赤飯(300円)。秋から1月にかけては池田さんが栽培している栗が混ぜ込まれることも。

 宿泊部屋は2段ベッドのある2部屋。農作業の有無にかかわらず宿泊でき、素泊まりで1人1泊4000円、2人で1泊1室7500円だ。そこから手伝いの内容や時間に応じて割引となる。目安として、4〜5時間の農作業で1泊分の宿泊料が無料になる。時期やタイミングによって、収穫や除草作業など参加できる内容や時間が変わるので、予約時に確認しよう。「場所は私の実家が所有している山や新野町内の農家さんの畑です。イメージよりも地味な作業が多いかもしれませんが、自然の美味しい空気で是非、気分転換をしてください。旅行や帰省の滞在、八十八カ所巡りの途中、いろんな方に利用してほしいです。ゲストハウスとしては新米のグリーンハウスを、これから成長させていきたい」と目尻を下げる。

 「地域の方の交流の場になれば」とフロント横には、誰でも利用可能な喫茶スペースが設けられている。ホットコーヒー(350円)やほうじ茶オーレ(300円)、日によって変わる手作りのお菓子がいただけ、おしゃべりを楽しみながら一息つける。毎週土曜にはちらし寿司(300円)、たこ焼き(350円)、お赤飯(300円)のいずれかが登場する。不定期で作るアジフライや菜の花の胡麻和えといったテイクアウトのお惣菜やパンのレパートリーもこれからどんどん増えていく予定だ。FacebookやLINEでその日のメニューが更新されるので、チェックしよう !

写真を拡大 不定期で登場するパン(100円~)も手作り。(手前から)あんパン、ソーセージパン。

住所=徳島県阿南市新野町片山33-1
050-5857-3166
営業時間=カフェ 11:00〜16:00
ゲストハウス チェックイン15:00〜、チェックアウト〜10:00
定休日=不定休
料金(素泊まり)=1泊1人4000円、2人1泊1室7500円

予約は電話またはHPからできる。

駐車場:あり
キッズスペース:なし
多機能トイレ:なし
開店:2020年9月1日
Wi-Fi:あり