会見する飯泉知事=県庁

 徳島県は、20日夜に発表した高校生17人を含む男女26人が新型コロナウイルスに感染したと21日発表した。このうち高校生男女16人は19日に陽性と判明した男子高校生の濃厚接触者で、いずれも生光学園高(徳島市)の生徒。生徒1人の弟で県立高校に通う1人も感染しており、県は18人規模の関連クラスター(感染者集団)が発生したと判断した。クラスターは県内9例目で、高校では初めて。

 このほか県は、80代以上の陽性患者1人が20日に死亡したと明らかにした。県内で感染が確認され、死亡したのは累計11人。

 県によると、20日に感染が確認された生光学園高の生徒はいずれも3年の男子14人、女子2人。19日に感染が分かった生徒1人を含む12人が寮生活をしている。部屋は個室だったものの、行き来があったという。全員が年末年始に県内外の実家へ帰省しており、県はこの際にウイルスが持ち込まれた可能性があるとしている。

 最初に感染が判明した生徒の濃厚接触者として3年生51人が検査を受けた。生光学園高は21日を臨時休校とした。

 県は感染した県立高校生の関係で、生徒8人を濃厚接触者、生徒と教員計45人を接触者と認定し、PCR検査を実施する。

 クラスター関連以外の感染者は▽徳島市の20代女性会社員▽同市の20代男子大学生2人▽同市の20代女子大学生▽同市の10代女子大学生▽同市の医療従事者の20代男性▽同市の30代アルバイト女性▽同市の60代パート男性▽鳴門市の20代女性。

 医療従事者の男性は19日に喉の異変を感じ、検査を受けて感染が分かった。患者と接する機会は少なかったという。鳴門市の女性は、死亡後に陽性が判明した70代男性の娘。

 60代男性は18日に検診のため病院を訪れていた。県は病院側から要望があったとして「川島病院」(徳島市)と公表した。病院で対応した7人を検査し、全員陰性だった。

 感染者26人はいずれも軽症か無症状。

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 県は21日夜、10代の男子高校生1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。22日に詳細を発表する。県内で感染が確認されたのは累計338人になった。