臨時記者会見を行う飯泉知事=23日午後5時半ごろ、徳島県庁

 徳島県は23日、10~70代の男女9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち、10代の男女4人は鳴門高校(鳴門市)の生徒で、21日に感染が確認された男子高校生の同級生。県は生光学園高校(徳島市)の関連クラスター(感染者集団)と判断し校名を発表した。生光学園高に通う生徒の父親も感染が分かり、クラスターの規模は計31人となった。

 このほか、県は80代以上の陽性患者1人が21日に死亡したと明らかにした。県内で感染が確認され、亡くなったのは累計12人となった。

 県によると、新たに感染が判明した生徒4人は、徳島、阿南、鳴門各市と北島町に在住。既に感染が確認されていた生光学園高の男子生徒の友人で、21日に陽性と判明した鳴門高の男子生徒と同じ授業を受けていた。県はこの男子生徒の同級生や教員112人を22日に検査し、生徒4人の感染が分かった。今後、残りの同級生と教員計218人の検査を進める。学校は24日まで臨時休校し、25日以降は検査結果などを基に判断する。

 他の感染者は▽小松島市の40代男性会社員▽徳島市の30代自営業男性▽同市の60代男性会社員▽阿波市の70代女性パート従業員▽同市の70代無職女性。

 70代女性パート従業員は12日から全身倦怠(けんたい)感などの症状があり、20日までに医療機関を3回受診していたが、PCR検査を受けるのを拒んでいたという。血中の酸素飽和度が低下し22日に救急搬送され重症。集中治療室で治療を受けている。

 40代男性は20日に感染が確認された生光学園高の男子生徒の父親。70代無職女性は10日に感染が確認された阿波市の50代男性会社員の母親。

 30代男性と60代男性、70代女性パート従業員の感染経路は調査中としている。県内で感染が確認されたのは累計359人となった。